ピアノ男子の育て方@虹

4歳のピアノ男子を育児中!ピアノレッスンとそれを支える家族のおはなし。

子どもに『野球をやりたい』と言われたら。親の覚悟と役割、そして得られるもの

こんにちは!虹です。

 

お子さんが『野球をやりたい!』と言い出したら、みなさんどうしますか?

 

f:id:nijinomama:20190901204921j:plain

acworksさんによる写真ACからの写真)

我が家では最初にその言葉を聞いたとき、とても躊躇しました。

ですが、、、先日、中学生野球部員としての『引退』を迎え、心から野球をさせて良かったと思いました。

その理由について、お話したいと思います。

 

これから野球を始めるかもしれないお子様をお持ちの親御さんなど、読んでいただけたら幸いです。

 

野球を始めた経緯 

我が家の場合は、小学校6年生に上がる春休みにそれは起こりました。

長男『僕、野球やりたい』

親としては『え!なぜ今頃!?・・・それに少年野球か・・・』と焦りました。

 

生活スタイルや経済的事情などを考慮するのはどんな習い事でも同じですが、少年スポーツ、中でも『野球』・『サッカー』などは、親の負担が大きくなり、親として躊躇するのが当たり前ではないでしょうか。

 

それに我が家の場合、すでに小さいころから始めている子がいる中6年生からのスタート。試合に出れる可能性はかなり低いです。そんな中で本人がモチベーションを高く持って頑張れるだろうか。

  

親に大きな負担があること、練習が大変なこと、試合に出れる可能性は低い事。

それらを長男に丁寧に説明しました。

 

長男『それでも、やりたい』

 

長男がこれほど習い事などを熱望したのは初めてでしたし、それを親の都合で諦めさせる事はしたくありませんでした。

 

こうして、長男と私たち家族の野球漬けの日々がはじまりました。

 

少年野球チームの親の役割

まずは、ユニフォームなど必要なものの購入。

先輩ママから教えてもらい、色々揃えました。

 

そして、親が与えられる仕事は以下のようなものでした。

少年野球・親の役割
  • 週3日平日夜の練習時、コーチが到着するまで子供たちを見守る(当番制)
  • 練習試合の時、会場がホームだった場合は審判(できる人がする)
  • 試合時のお茶の準備、審判などへのお茶出し(当番制)
  • 試合会場へ送迎(乗り合わせることもありました)

 

その他に保護者会があり、会長・会計・連絡係などの役割が与えられる方もいます。

役員となると、さらに仕事が増えます。

ラインなどSNSで情報伝達したり、必要なものを買ったり、保険加入など事務手続き等々、様々な細かい仕事があるようでした。

 

そのほか、毎日泥のたっぷり付いたユニフォームを洗うことも結構大変でした。

 

監督、コーチについては、善意で他の保護者の方がされていました。

しかも監督は、もう自分の子供は小学校を卒業しているのに引き続き監督をして下さっており、頭の下がる思いでした。

 

そして保護者の方みなさん、当番でなくても毎回試合があると応援にかけつけていました。練習試合でもです。仕事を持っている親がほとんどなのですが、お休み返上で子供の試合の応援を春~秋(少年野球の場合)のシーズンには毎週。

 

もちろん、仕事の関係などであまり来られない方もいましたが、そういう方に対してマイナスの感情を持つような方は見受けられませんでした。

 

親同士の人間関係が大変という話も聞きますが、息子のチームでは保護者間の関係、良好でした!

 

部活動としての野球

そして、中学へ入学。

部活動はもちろん野球を選びました。

 

長男の中学校では試合会場への移動は貸切バスでしたので、送迎の負担は減りましたが、当然バス代の負担が大きくかかりました。

お茶当番や審判の負担は、少年野球チームのころと同じような感じでした。

 

成長期でもあり、スポーツをする少年の親としては食事にも気を遣うようになりました。バランスよく、たんぱく質をしっかり。

プロテインを積極的に取り入れたり、試合の前や後にはアミノ酸を摂取するよう心掛けました。

 

中学三年生、長男に渡された背番号は・・・

そして、中学三年生になった春、長男が渡された背番号は、

 

『19』でした。

 

田舎の小さな中学校で、三年生は11人・二年生も11人・一年生が7人、という中での結果でした。

 

背番号のゼッケンを持ち帰ってきて、母親の私がユニフォームに縫い付けるのですが、その背番号を私に渡すときの長男の表情が忘れられません。

隠しきれず、悔しさが滲み出ていました。

私も、長男をねぎらいつつも、内心は悔しく切ない気持ちでいっぱいでした。

 

ですが考えてみたら、レギュラー以外の選手のほうが世の中多いのです。

高校野球(甲子園)など見ていても、ベンチすら入れない子が大勢。

でも、その子たちの力だって、絶対にそのチームには欠かせません。

レギュラーメンバー以外の子たちも全員含めてそのチームです。

選ばれた子もそうでない子も、それぞれいろいろな葛藤や喜び悲しみを抱えて成長していくのだと思います。

 

そして、引退。

最後の公式戦で負けたら、引退。

それは必ずやってきます。

でも、出来るだけ先延ばしにしたい、つまり勝ちたい。

 

長男のチームは県大会2回戦で、その時がやってきました。

 

中学生の試合は7回で終了なのですが、6回の裏、守備の番で、チームは少し長めのタイムをとりました。(2-3で、1点を追う展開)

f:id:nijinomama:20190723123209j:image

その時ベンチで話し合われていたことは、

 

『ここで、レギュラーメンバでない子を試合に出してやるか。勝ちにこだわってこのままのメンバーで行くか』

 

ということでした。

少年野球や中学校のチームなどではよくある場面なのです。

最後に、これまで試合に出られなかった子たちを出場させるということが。

 

でも、子どもたちは話し合って、このままのメンバーで行くことを決めました。

勝ちに拘ることに決めたのです。1点差ということもありました。

 

そして、わが子の県大会での出場は叶いませんでした。

 

そのままゲームセット。

引退となりました。

 

野球を通じて得たもの

子どもたちも保護者も、みんな泣きました。

みんな、よく頑張った。このチームで、監督、コーチ、保護者も一丸となって勝利を目指しました。

その経験は素晴らしいものでした。

 

解散する前に、三年生がひとり一人、想いを話す機会が与えられました。

長男の言葉も、ほかの生徒の言葉も、みな心に刺さる素晴らしいものでした。

 

  • 監督、コーチへ、これまでの熱い指導への感謝。
  • 保護者へ、洗濯やお弁当づくり、遠い試合会場まで足を運んでくれたことやサポートへの感謝。
  • 後輩へ、これからのチームを託す気持ち。

 

全員がそれぞれ、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えてくれました。

この言葉を聞けば、大変だった野球漬けの生活の苦しさなんて吹き飛んでしまいました。

 

野球が、子供たちを成長させてくれました。

 

終わりに

長男のように『野球』をする子供の親は、決してラクではありません。

ですが、その苦労以上に、絶対に喜びや子供の大きな成長が待っています。

そのことを身をもって体感しました。

あのとき、小学校6年になる春、野球を始めることを認めて良かったです。

 

これから子供が野球を始めるかもしれない親御さん方に参考になりましたら幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!